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震災から5年 明るい未来に向かって 広報白河 平成28年3月1日号 | 白河市公式ホームページ

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広報白河 2016.3.1(H28) 広報白河 2016.3.1(H28)  子育てをする方に、交流や相談ができる場所を提

供するため、NPO法人の設立の準備をしていると きに震災が起きました。当時は設立を諦めようとも 思いましたが、放射線の不安から家にこもりがちで、

孤独感を抱える親たちを支援しようと、「たんぽぽサ

ロン」を立ち上げました。バスを借りて放射能測定 値の低い県外の公園に行き、自然の中で遊ぶ時間を 設けたほか、臨床心理士を囲んだおしゃべり会など も行いました。またサロンは、家庭的な雰囲気を心 掛け、寄り添い支えてきたことで、お茶を飲みなが ら自分の気持ちを素直に話せる場所になりました。  今後も、親子がほっとできる居場所づくりを目指 していきます。 

 震災時は、葉ノ木平地内の土砂崩れ現場で被害者 の救助活動にあたりました。極寒の過酷な状況のな か、重機が使用できない場所にある土砂を手作業 で除去するなど、昼夜を問わず活動にあたりました。 また、余震が起きると作業を中断し、団員が二次災 害に遭わないよう指揮を執りました。

 震災以降は、いざというときに救助が迅速にでき るよう、一人暮らしをしている高齢者の実態など、 地域の実情を把握するように努め、防災力の強化を 図ってきました。

 これからは震災を踏まえ、市民の方にも日頃の備 えを万全にしていただくことや、自助の気持ちを持 つよう啓発して行きたいと思います。

 地震と原発事故により、農産物は出荷制限や風評

被害など大きな被害に見舞われました。産地を守る ため、自分たちにできることはないかと考え、JA しらかわ青年連盟と白河商工会議所青年部が協力し、 平成25年から「小さな種、蒔いて大きな夢」を始め ました。これは実際に市内で田植えから酒造りまで の体験をすることで、安心を肌で感じてもらおうと 企画したもので、首都圏と地元の方から酒米のオー ナーを募りました。このお酒造り体験が好評で、多 くの方が参加し、白河を応援してくれる方が年々増 えています。

 今後も農商工が力を合わせ、震災前の現状復帰で はなく、さらにその上を目指していきたいと思います。

 震災時は大学生で東京にいましたが、福島の被災 情報を知り、地元の状況を気にするようになりまし た。そして地元を少しでも元気にしたいという思い から、平成24年に「Shirakawa Week」を立ち上 げました。夏休みなどを利用し、進学などで地元を 離れている学生が中心になって、高校生と交流をす る活動を行いました。その中で、デザインを学んで いる方のワークショップ、社会学を学んでいる方の フィールドワークなど、それぞれが県外で学んだ知 識を地元に還元しています。

 今後は、次の世代に流れを引き継ぐために、5年 間で学んだ地域の魅力や課題を、様々な情報媒体を 利用して発信していきたいと思います。

Interview

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農商工が力を合わせ産地を守る

県外で学んだ知識を地元に還元

震災に負けない!

「ひとりじゃないよ」と親子を支援

地域防災力を高め、市民の安全を守る

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姿

。 ▲大搦目付近での落石(県道白河石川線) ▲石垣が崩落した小峰城跡

白河市消防団  団長 邊見友雄さん

JAしらかわ青年連盟  委員長 関谷裕幸さん(右)

白河商工会議所青年部  会長  市川 勤さん(左)

NPO法人子育て環境を考える虹の会 たんぽぽサロン

代表 永野美代子さん

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Shirakawa Week  実行委員長 青砥和希さん

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広報白河 2016.3.1(H28) 広報白河 2016.3.1(H28) 48

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ツーリズムガイド白河 会長 佐藤善昭さん

おもてなしの心で観光案内

①帯曲輪門跡の修復状況   (南西から)

②帯曲輪西面の修復状況   (北西から)

③竹之丸南面修復工事の   様子(南から)

① ②

③ ③

 放射線の専門的な立場から、私たちの知識 や経験が、白河市の復興に役立てられればと の思いで、市と協定を結びました。

 放射線に関する健康への不安を払拭するた め、放射線に対する正しい知識を持ってもら えるよう、小・中学校を中心に放射線教育を 行ってきました。放射線とはどういうものな のかなどを教えることで、子どもたちに安心 感を与えられるよう努めました。

 白河市の放射線量は安心できる状況ではあ りますが、実際の現状が県外や国外の方には 伝わっていないところもあります。そのため、 福島の現状を数値で評価し、論文やメディア を通して発信していきたいと思います。  小峰城を中心に、ボランティアで名所の観

光ガイドをしています。

 震災で小峰城は石垣が崩落するなど被災し、 城内に入ることができなくなりました。風評 などの影響もあり、観光客が少なくなるなか、 訪れた方に小峰城の被災状況、修復工事の進 捗状況を説明できるよう、市や業者などの関 係団体から知識を学び、パネルや資料を作成 して、観光客に状況や復興に向けた動きを伝 えてきました。

 現在は、石垣修復工事が進み、三重櫓も一 般公開され、震災前より観光客は増えていま す。ふるさと名物応援宣言もされ、今後はよ り多くの方が訪れると思われますので、おも てなしの心で、それぞれのニーズに応えてい きたいと思います。

 被災者のために何か役に立てることはない か、今まで経験してきたことが少しでも役に 立てたらと思い、白河市への災害復旧派遣を 志願しました。

 当時の白河は、至る所で道路の陥没による 通行止めが発生していました。また、倒壊し た建物も多く、私の想像をはるかに超える被 災状況に驚きを感じたことを今でも鮮明に覚 えています。毎日発生する余震と、慣れない 環境の中、災害復旧チームの一員として、下 水道施設の復旧に取り組みました。

 白河市には延べ6か月間いましたが、この ような災害が二度とないことを願います。ま た、これからも白河市と行田市が友好を育みな がら、ともに災害に強いまちづくりが進められ たらと思います。

Interview

友好都市から復旧に従事

放射線に対する正しい理解を

震災に負けない!

埼玉県行田市役所

中島延雄さん

徳島大学 教授 

中山信太郎さん(左) 阪間 稔さん(右)

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▲建設中の白河文化交流館

参照

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